コラム

2015年01月29日

脳震とう、を知りましょう②

  • 「脳震とう、を知りましょう①」はコチラ

脳震とうの症状は多岐にわたります。

頭痛、吐き気、ぼーっとする、眠気、目がちかちかする、物が見えづらい、力が入らない、疲労感、物忘れ、ふるまいの変化など。

脳震とうの可能性が少しでもあれば、症状がなくなったとしても、当日のプレーは厳禁、そして適切な病院(脳神経外科)にて診察を受けさせましょう。

脳震とう、を知りましょう②
脳震とう、を知りましょう②

1つ大事なポイントとして、本人にプレーができるかどうかの判断をさせない、ということ、です。

脳震とうの症状は、最初は軽度に見えるかもしれませんが、徐々にその症状が悪化することもあります。「本人ができる、大丈夫と言ったから・・・」を判断基準にしてしまうのは、非常に危険です。

脳震とうの診断ツールを使って、客観的な判断をしましょう。
「スポーツ現場での脳震盪の診断」(Jリーグにおける脳震盪に対する指針より)
http://www.jfa.jp/football_family/pdf/medical/b08_01.pdf

さて、サッカーにおいて、脳震とうはどれくらい発生しているのでしょうか?
日本スポーツ振興センターの「体育活動における 頭頚部外傷の傾向」というデータによると、平成10年度~平成23年度における、サッカー活動中に起きた頭部外傷による死亡・重度の障害事故件数は 3 件、そして負傷者数は、756件とあります。

サッカーがコンタクトスポーツ(ぶつかり合うスポーツ)である以上、防ぎきれないケガというのはやはり多くあるのですが、「脳震とう」を起こした場合、その後、のプレーへの復帰は他のケガ以上に慎重に行わなければいけません。

次回は、脳震とうからのプレー復帰、についてお話しします。

スポーツペアレンツジャパン代表 村田一恵

PROFILE● アメリカノースカロライナ州の大学にて、スポーツ医学を学び、アスレティックトレーナーの経験を積む。 卒業、帰国後、トレーナーとして働き、結婚、出産を機に現場から離れる。

自身の子どもの少年団サッカークラブ入団を機に、子どもたちの安全なスポーツ環境構築についての情報や、スポーツをする子どもとの関わり方、コーチとの関係づくりなどの情報を提供すべく、スポーツを行う子供をもつ親=スポーツペアレンツ)向けの情報提供団体として、スポーツペアレンツジャパンを設立。3男児、サッカーボーイズの母。

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