コラム

2017年10月26日

中学年代のサッカーで大切なことは?—S.T.FOOTBALL CLUB 廣瀬太郎監督—

高学年になってくると気になるのが、中学のサッカー進路。クラブチームと部活動との違いや学業との両立、親のサポートについてなど中学年代のサッカー事情についてS.T.FOOTBALL CLUBの廣瀬太郎監督にうかがいました。

文/編集部

廣瀬太郎監督

中学年代は親の在り方が重要。干渉しすぎず、距離感を保ちながら見守ること

―中学のサッカー進路として「クラブチームと学校の部活動、どちらでサッカーを続けたほうがいいんだろう……」と悩んでいるサカママも多いようです。クラブチームと部活動の違いは何だとお考えでしょうか。

「部活動の場合、時間も環境も限られていますし、学校にもよりますが、授業のプラスαと捉えている先生や、サッカー経験のない方が顧問になることもあると思います。一方、クラブチームでは専門的な指導が受けられる分、レベルが高いクラブも多いですし、そういったチームと試合ができる環境でもあります。また、指導者も貪欲に向上心を持って取り組まれている方が多いので、サッカーが上手くなりたいと高い志を持っている選手であれば、クラブチームの環境のほうがより成長できるかもしれないですね」

―では、クラブチームに所属するために、いつ頃から進路を考え始めたほうがいいのでしょうか。

「小学生年代の保護者の方をみていると、5年生の後半から考え始め、同じチームの先輩などから情報収集してセレクションに挑んでいる場合が多いようです」

―セレクションでは、どういった点に着目されていますか?

「選手としての武器を持っているか、武器になりうるものを持っているかという部分に着目しています。限られた時間ですがプレーだけを見るのではなく、コミュニケーションもとったうえで判断するようにしています。苦しい状況でも、逃げずに一生懸命最後まで頑張れるメンタリティを持っている選手は、遅かれ早かれ絶対に成長すると確信しています」

―クラブチームは練習時間が長い分、学業との両立が難しい印象があります。

「勉強とサッカーを別々で考えるのではなく、セットで頑張らなければいけないと選手たちには伝えています。うちのチームの場合、テスト前でも練習はありますが、選手たちは入部する時に覚悟を決めて、移動中や練習がない日をうまく活用しているようです」

―中学年代で親のサポートは何が大切でしょうか。

「基本はチームや指導者に任せるスタンスでいいと思います。既に大人になるための準備期間に入り、指導者や仲間の中で得るものが大きい時期でもあるからです。その中で、親御さんの在り方はとても重要になってきます。干渉しすぎず、距離感を保ちながら、選手が楽しんでサッカーをしているか、一生懸命取り組んでいるかを冷静にみてあげてほしいですね。サッカーは自立が求められるスポーツです。しかしグラウンド上だけで自立というのは育むことはできません。家庭でも手を貸しすぎず、口を出しすぎず、選手に考えさせること。自分のことは自分でやらせること。自分が決めたことに責任を持たせることが大切だと感じます」

S.T.FOOTBALL CLUB

©S.T.FOOTBALL CLUB

S.T.FOOTBALL CLUB

2007年設立、本田圭佑選手がプロデュースするサッカーチーム。東京都清瀬市で活動。基本を重んじ、選手として人としての土台作りに力を入れた指導を行う。OBは鹿島アントラーズで活躍する安部裕葵選手。
http://stfc-tokyo.jimdo.com/

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