コラム

取材/編集部
文/池田敏明
写真/Kentaro Matsumoto
文/池田敏明
写真/Kentaro Matsumoto
モテるために始めたサッカー少年団では“キング”に
日本代表として、またイタリアの名門ブチームであるインテルで不可欠な存在とな っている長友佑都。2015-16シーズン開幕当初、長友のインテルでの立場は微妙な状況だった。ロベルト・マンチーニ監督の構想から外れ、プレシーズンマッチでは本職ではないトップ下のポジションで起用される屈辱も味わった。移籍が確実視されていた中、長友はインテルへの残留を決断。ベンチを温める日が続くも、気持ちを切らさず、地道にトレーニングに励むその真摯な姿勢に、マンチーニ監督も徐々に評価を変えていく。そして第9節のパレルモ戦で初先発を飾ると、そこからはレギュラーに返り咲き、以前と同じはつらつとしたプレーを見せている。

長友佑都
PROFILE● 1986年9月12日、愛媛県西条市出身。170㎝/68㎏。DF。インテル(イタリア)所属。
小学1年の頃にサッカーを始め、6年の時には愛媛FCジュニアユースのセレクションを受けるも不合格。地元の西条市立北中学校を経て東福岡高校に進学し、ボランチのレギュラーとして第83回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。指定校推薦で進学した明治大学時代にサイドバックにコンバートされて才能が開花し、2008年にFC東京に加入。2010年7月にセリエAのチェゼーナに移籍し、11年1月には名門インテルに移籍。08年からは日本代表でも主力を務めている。